ジェラシィ=愛の裏側。
私は今そこにいる。
ユアンを思うこの心は愛しい、恋しい、切ない、狂おしい、醜い独占欲、狂気がドロドロと入り混じる混沌としたモノ。
ユアンが笑いかける人間を片っ端から消し去りたい衝動に駆られる。
「私にこんな感情があったとは・・・」
大昔に、一度は諦めたユアンへの気持ち。
まさかマーテルが完全に眠ったのを皮切りに溢れ出すとは思ってもいなかった。
アンナの時にはこんな気持ちにならなかった。あの時はもっと柔らかい暖かい気持ちだった。
今の気持ちは言うならば負。薄暗い重い気持ち。
恋とは程遠い。まさに執着。
「4000年・・・私も焼きが回ったのだろうか?」
奥深くまで触れたい。
全てを曝け出して欲しい。
私だけを見ていて欲しい。
私に依存して欲しい。
要するに、ユアンのすべてを独占したい。
この気持ちは押えきれないし、誤魔化せない。
「いっその事、鎖で繋いで閉じ込めてしまおうか・・・」
恐ろしい台詞をため息混じりに風に乗せた。
end
とある曲を聴いて瞬書き。
・・・純愛?・・ドロドロ・・・さてどっち?
ゼロユアが爽やかな感じに仕上げたのでこっちはジメッと仕上げてみました!!(笑)
2010/04/01 はるとわ拝