甘く、甘く、あまい。
ふと疑問に思うことがある。
「何故、ここに突っ込まれて気持ちいいのだろうな?ユアン」
突っ込む側としては名器だと思うが、そもそもココはこのような器官ではない。
「し、しるかっ!」
切羽詰ったように下で悶えるユアンはどう見ても気持ち良さそうだ。
「突っ込む側の私としては気持ちいいが…ユアンはどんな風に気持ちいがよいのだ?」
「どんなって…」
話をしながら腰を進めるとユアンは切なそうに鳴く。
実に可愛い。
いつも澄ました顔がこうして私の手で乱れる姿は溜まらなくいい。
きっとこれが支配欲と言うのだろう。
「答えないと、このままイかさないからな?」
「っー」
腰のくびれのラインを指で撫で上げ、もう片方の手でユアン自身をイかさない様に根元から握る。
「ツライだろ?ユアンのココはイきたいって言ってるぞ」
「ちがっ…ンッ…やだぁ」
尿道を爪で引っかけば辛そうに眉を寄せる。
本当はもっと可愛がりたいと思う。でも、ユアンに関してはもっと泣かせたいその気持ちが抑えられないのだ。
好きな子を苛めたいまるで子供のような感情だ。
「ユアン」
低い声で呼んでみる。その間もイかさないように手で戒めながら中を好き勝手に突き上げる。
「あっ、ァン、アッ・・・ヒィッ・・・ンっ…!もぅ、やめてッ…」
「淫乱だな。腰が揺れてるぞ?」
口では嫌だと喚くが身体は嬉しそうにクラトスにもっとと強請る。
まさに理想の身体だなっとニヤリと耳元で甘く囁く。
「みみ…元で言うなっ///」
「なら教えろ、何故気持ちいいのか?」
「お、お前だから…クラトスだから気持ちいひぃっ!あっ、やぁ、クラッ…トスんッ激しッ」
凄い台詞。
嬉しい、幸せ、そんな気持ちが込み上げてきて腰を思いっきり深く打ち付ける。
「・・・・・卑怯だぞユアン」
にやけるのが止まらない。あぁもう。なんて愛らしいんだこいつは。
「クラトス?」
ユアン自身を戒めていた手を解き、ユアンの首に両腕を回す。
唇が引っ付きそうなくら顔を寄せて囁く。
「私のことが好きか?」
「・・・す、すきっ・・・」
「私も好きだ」
重ねた唇は甘く柔らかかった。
あぁ、でもユアンさんもちゃんとクラトスのことが好きですから!!
ただ、好き度に差があるわけで・・・