「好き」と言う名の武器。
いつもキライばっかり言ってるからたまには思考を変えてみるか…
「クラトス…好きだ」
にっこり笑う。
あ、固まった。ヨシこの手はイケるぞ。勝てる!勝者は私だ!!!
「好きなんだ、お前が」
クラトスの顔がかぁーっと赤くなる。
ふふん。鉄仮面でも赤くなるもんだ(満足)
「どうした?何か言ってくれ。私は苦しいのだ」
「わっ、めっずらしい〜!初めて見たかも!クラトスが真っ赤になってる〜」
ミトス君登場。
ミトスは珍しそうにクラトスを見つめていたが、ふと顔を上げてユアンを見つめた。
「ミトス、どうした?」
「ねぇユアン、僕のコト好き?」
「あぁ、もちろん好きだ」
「わぁい!僕もユアン好き〜!!」
ミトスがユアンに抱きつこうとした時、ピキっと何か音がした。それと同時に眩いばかりの光の矢が降り注いだ。主にミトス目掛けて。
「わっ!クラトス!!危ないじゃない!!ってか仲間に向かって無詠唱でジャッジメントって可笑しくない?!」
「ミトス、ユアンは私のものだ。いくらミトス言えども駄目だ。」
グィッっとユアンの腕を引っ張り、ぎゅっと抱きしめた。
「く、苦しい…」
この、馬鹿力め!
結論。どうやら、クラトスは「好き」に弱いらしい。
マーテル「アレが、巷で流行のBLなのね・・・・確かに萌えるわ・・・」
きっと、ユアンはクラトスに負けっぱなしだったと思います。
2009年3月23日 はるとわ